【函館】東日本フェリー(函館、古閑信二社長)が、函館-青森間で運航している世界最大級の双胴型高速船(総トン数約一万トン)の一部の便を室蘭-青森間に振り向ける計画を持っていることが二十三日分かった。同社は二隻目の高速船「ナッチャンWorld(ワールド)」を導入する五月をめどに、実現したい考え。
同社の親会社リベラホールディングス(広島県呉市)の山本憲治会長が北海道新聞の取材に答えた。同会長によると、二隻目の導入により函館-青森間で一日八往復の運航が可能になり、このうち青函航路の利用者が比較的少ない夜間に、室蘭-青森間で一往復程度を運航する計画。同航路では現在、在来船を一日一往復運航。片道の所要時間は六時間半-七時間かかるが、高速船の就航で三時間台に短縮できるという。
室蘭-青森間で運航する高速船が、一隻目の「ナッチャンRera(レラ)」になるのか、「ナッチャンWorld」かは未定。
山本会長は「室蘭は札幌にも近く、首都圏からの高速バスなどの利用も見込める」とするが、高速船の就航には、車両や旅客が乗り降りするための専用可動橋を室蘭港の岸壁に整備する必要があり、今後、室蘭側と協議する。
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