2008年3月30日日曜日

「サツドラ」で薬もおかずも 札幌に道内初コンビニ型店

ドラッグストア道内大手のサッポロドラッグストアー(札幌)の新業態店「サツドラ」が二十九日、札幌市中央区北四東一のタワー型賃貸マンション「パシフィックタワー札幌」一階にオープンした。
 弁当類なども取り扱うコンビニ型ドラッグストアで、道内初の試み。
 約五千品目を扱っており、その三割を占める食品類は一般のコンビニよりも一割ほど安く設定した。また、女性客や単身者が利用しやすいように少量商品も多く取りそろえている。
 近隣にJR札幌鉄道病院があるため調剤薬局も併設し、富山睦浩社長は「今後もマンション一階などに出店したい」と積極展開していく考え。
 買い物に訪れた三十代の女性会社員は「総菜も薬も買えて便利ですね」と話していた。

2008年3月25日火曜日

公示地価2年連続上昇 札幌など減速傾向 滝川、下落率全国一

国土交通省は二十四日、二〇〇八年一月一日時点の公示地価を発表した。三大都市圏の上昇幅が拡大し、地方圏の下落幅の縮小が一段と進んだ結果、全国平均の住宅地は前年比1・3%(前年0・1%)、商業地は同3・8%(同2・3%)と、ともに二年連続で上昇した。道内は住宅地が同1・0%下落(同1・2%下落)し、十七年連続で前年を下回ったが、下落幅は四年連続で縮小。商業地は同1・0%上昇(同0・8%上昇)と二年連続のプラスとなった。ただ、札幌市など主要都市の一部の伸びは鈍化、三大都市圏の多くの地点でも昨年後半から上昇率が落ち、地価は減速傾向を示している。国交省は「地価が実需に追いつかなくなっている」と分析。米国のサブプライムローン(低所得者向け住宅ローン)問題も影響しているとみられ、「今後の動向には注視が必要」としている。
 東京と大阪、名古屋の三大都市圏は住宅地が4・3%、商業地が10・4%上昇し、上げ幅も拡大した。中でも東京都の商業地の伸び率は15・8%に達した。一方、三大都市圏以外の地方圏は住宅地が1・8%下落、商業地が1・4%下落と、ともに十六年連続の前年割れ。ただ、市街地整備などが盛んな県庁所在地を中心に上昇地点が増えたため、下げ幅は四年連続で縮小した。
 一方、道内平均の住宅地は、ほとんどの市町村が下落を続ける中、地下鉄駅周辺でのマンション建設が続く札幌市が2・4%上昇(前年3・1%上昇)。また、オーストラリア人スキー客向けの別荘地開発が活況な後志管内倶知安町も2・5%上がった。
 商業地は、住宅地と同様にJR札幌駅前などで商業集積が進む札幌市が9・0%上昇(同9・3%上昇)。北海道新幹線の開業を見越してのホテル建設が活発化する函館市も0・7%上昇し、十六年ぶりにプラスに転じたことなどが全体を押し上げた。
 一方、札幌市などの一部を除き、地方の下落に歯止めはかかっていない。特に中空知の中核都市・滝川市は、住宅地と商業地のマイナス幅が14%を超え、いずれも下落率全国一位を記録。また、東急百貨店の撤退などで中心部の空洞化が深刻化する北見市の商業地は7・7%下落し、道内十万人以上の都市で唯一、マイナス幅が拡大した。

2008年3月19日水曜日

小麦粉2割値上げ 道内製粉2社 製パン業、転嫁検討

製粉道内大手の横山製粉(札幌)と江別製粉(江別)は十七日、外国産小麦を原料とした業務用小麦粉の卸値を四月末から二割前後値上げすることを明らかにした。小麦を主原料とするパン製造業者などは、値上げ分を商品価格に転嫁する方向で検討に入った。
 卸値は取引先ごとにさまざまだが、横山製粉の値上げ額はパン向けの強力粉で二十五キロ当たり五百六十五円、うどん向けの中力粉と菓子向けの薄力粉で同四百五十五円。江別製粉も強力粉で同五百七十円、中力粉と薄力粉で同四百六十円値上げする。横山製粉は四月二十五日から、江別製粉は同二十一日から実施する。
 政府が製粉業者に売り渡す小麦価格が三割引き上げられることに対応した措置で、日清製粉など国内大手も四月末の値上げを発表しており、二割前後の値上げが主流。横山、江別製粉ともに昨年十一月の値上げと比べ、引き上げ額は三倍以上になるが、国産を使った小麦粉価格は据え置く。
 二割前後の値上げが実施されれば、小麦粉を主原料とするパン、めん類、菓子などの商品価格の引き上げに直結する可能性は高い。パン製造道内最大手の日糧製パンは「数億円の負担増になり、時期などを見計らって値上げを検討したい」と話している。

2008年3月14日金曜日

先発布陣を試行錯誤 クライトン、ボランチ起用か

けが人が続出し、いまだにメンバーが固まらない札幌。三浦監督が「スタメンはまだ決めかねている」と語るように、ベストメンバーの見極めへ試行錯誤が続いている。  この日の練習は非公開だったが、前日の12日の実戦形式の練習ではセンターバックに吉弘、右サイドバックに坪内を入れた。MFは右サイドに藤田、左サイドに西、ボランチにクライトン、FWに石井と、開幕戦の先発に比べ、六つのポジションで人が入れ替わった。砂川は「J1だと、うちが百パーセントを出せてようやくいい勝負ができる立場」と、強敵相手にベストの布陣で臨めない不安を口にする。  ただ、開幕戦はFWとして途中出場だったクライトンが、徐々にフィットしているのは救いだ。三浦監督は「攻撃能力の高さは、あらためてわかった。あとは日本のサッカーに慣れてほしい」と期待する。ボランチで起用された場合、FWより守備の負担が大きく、戦術面で要求されることも多いが、クライトンは「本職なので慣れている」と自信を見せる。体調も上がっており、先発起用の可能性が高まっている

2008年3月9日日曜日

アイヌ文化一目で 小中生向け副読本、写真豊富に

アイヌ文化や歴史に理解を深めてもらおうと、アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)が全道の小中学生らに約十四万冊を配布している副読本を七年ぶりに全面改訂する。写真やイラストを大幅に増やしたほか、現代のアイヌ民族の暮らしぶりなども盛り込み、子供だけでなく教員にも身近で分かりやすい内容に一新した。アイヌ民族に関する教育は学校現場に十分に浸透していないため、関係者は副読本の活用を呼びかけている。
 同機構の副読本「アイヌ民族 歴史と現在」は、教科書で一部しか触れていないアイヌ民族に関する正しい知識を身につけてもらう目的。小学四年生と中学二年生向けの二種類を作製し、二〇〇一年から配布している。
 改訂版では従来、一ページ一枚程度だったカラー写真やイラストを各ページの三分の一程度を占める分量に増やし、独特の文様を使った伝統的な衣服、食事、儀式の様子などが一目で分かるようにした。文章の構成も、小学生向けは歴史よりもアイヌ民族の暮らしや文化の紹介を充実し、社会科だけでなく、音楽や家庭科などの教科でも扱えるようにした。
 中学生向けでは、首都圏でアイヌ民族の伝統の踊りとヒップホップなどを組み合わせた若者グループの活動や若者の暮らしぶり、アイヌ語復権に向けた取り組みなど、現代のアイヌ文化の新たな広がりも盛り込んだ。
 同機構が〇四年に行った調査では、副読本を授業で活用していた学校は約三割。「内容が難しい」「教え方が分からない」などの反応が多かった。このため改訂作業には、アイヌ民族や研究者だけでなく学校教員が複数参加。「子供たちにとって親しみやすく、誰でも教えやすい内容を心がけた」(関係者)という。
 編集委員長を務めた道ウタリ協会の阿部一司副理事長は「差別の歴史や権利回復を訴えるだけでは子供たちに伝わらない。まずアイヌ民族に関心を持って、しっかりと学んでもらうきっかけにしてほしい」と話す。
 副読本はB5判約五十ページ。四月以降、各市町村教委を通じて配布する。今回から私立の小中学生や特別支援学校に通う子供たちにも配る。

2008年3月3日月曜日

エースとアイアイ・テー 物流2社統合、売上高100億円

道内トラック運送中堅のエース(石狩、林博己社長)とアイアイ・テー(札幌、斉藤克彦社長)は二十九日、事業拡大を目指して四月一日に共同持ち株会社を設立することを明らかにした。両社を合わせた車両台数は約六百台、売上高は約百億円で道内上位となる。
 共同持ち株会社名は「アイ・アンド・エース」で、会長に斉藤氏、社長に林氏が就く。本社はアイアイ・テーのある札幌市西区に置く。資本金は一億円で、株式の統合比率は一対一。
 エースは道内卸大手、アイアイ・テーは量販店やスーパーなどの物流業務受託で実績がある。両社は経営統合によってブランド力の向上を図り、新規受注を拡大するほか、燃料や車両の購入費削減など業務の効率化も目指す。