2007年9月3日月曜日

チンドン屋後継2人デビュー 札幌・川北さんの弟子に

どうぞ末永くお引き立てを-。若き日に独自に培ったチンドン屋の技術を残そうと、七月から後継者を探していた札幌市南区定山渓の川北与一郎(本名・安田澄雄)さん(79)の呼び掛けに、札幌と旭川の男女二人が応じた。川北さんは二日、二人と、札幌・大通公園を練り歩き、かねやチラシで期待の新人を売り込んだ。  「チンドン屋は楽しいよ-」。この日のために作った、川北さんのどこか懐かしい旋律の歌がイベントでにぎわう大通公園に響いた。お年寄りが笑顔を浮かべ、アマチュア写真家はシャッターを切った。ピエロ姿の川北さんに続くのは、和服姿でギターを弾く三十代男性「サワーカラー」こと柄沢利公さん=札幌市中央区在住=と、季節外れのサンタクロース姿で注目を集める旭川市の五十代パート女性「サンタのお京」さんだ。  今春、けがが原因で新聞販売店を退職後、求職中だった柄沢さんは「チンドン屋の伝統を引き継ぎつつ、新しい要素も加えたい」と挑戦。子ども好きのお京さんも「自分の新たな可能性を見つけたい」と笑顔を見せる。  二人とも川北さん宅を訪れたり、自宅で皿やタンバリンをたたくなど約一カ月間練習を重ねた。  川北さんは当面、三人一組で仕事をし、二人の独立を手助けする。依頼があれば、依頼先近くの保育園や幼稚園、高齢者施設に出向いて、無料で芸を披露する。  体調に不安があったことから、川北さんは北海道新聞紙上などを通して後継者を探してきた。これまでに約四十人から問い合わせがあったが、意志を固めたのは二人。川北さんは「さらに道内各地から名乗りを上げてほしい」と期待する。問い合わせは川北さん(電)011・598・5572へ。 (北海道新聞 引用)

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