道内外のユリの愛好家や研究者でつくる「ユリ協会」(藤島昇吉会長)が結成五周年を迎え、ユリの奥深さを語る記念講演会を二十三日、札幌市中央区のかでる2・7で開催する。市民向けの行事は初めてで、関係者はユリの魅力を多くの人に知ってもらう機会になればと期待している。
協会は二○○三年、札幌市公園緑化協会課長の荒川克郎さん(55)が中心となって設立。事務局を北区の百合が原公園管理事務所に置く。
荒川さんは同公園管理事務所に勤務していた○六年までの十八年間、世界中のユリを集めようと、百-百二十と言われる品種のうち、約七十種を手に入れ栽培した。この間、市民や研究者から「種が欲しい」との依頼が相次いだことから、ユリへの関心の高さを実感、協会結成を思い立った。
会員は約百四十人で、札幌を中心に道央圏をはじめ、道外も多い。種の頒布や年一回のユリ見学ツアー、会報発行などの活動を続けている。
記念講演会では、分類や園芸化の歴史について東大の大場秀章名誉教授(植物分類学)が、また自生ユリが動物に花粉を運んでもらうためにしている工夫について大阪学院大の林一彦教授(植物生態学)が、それぞれ解説する。千葉のNPO法人「バラ文化研究所」の蓬田勝之理事は、ユリを使った香料開発の現状を紹介する。
荒川さんは「ユリの魅力を多角的に知る機会になるはず」と話す。
開演は午後一時半。入場無料だが、申し込みが必要。同協会は広く来場を呼び掛けている。申し込みは同公園管理事務所(電)011・772・4722(月曜-金曜の午前九時-午後四時)へ。
(北海道新聞より引用)
2007年6月14日木曜日
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